嘘吐き

嘘吐き




胸が高鳴る
貴方の姿を見つけて…

元気に立って歩いてる貴方を見つけて…ほっとして

髪型…変えたのね?
綺麗に櫛で梳いて、前を見据える為に邪魔な髪を一つに縛って
その時何故か、貴方が何かを決めたんだと思った。

身形を整えたのはその表れ何だと思った

私を…ううん…、

この屋敷に、私に会いに来てくれたのかと思ったのに…
自分の剣を取り戻す為に来たって貴方は言った


正直に言うと…がっかりした

幽閉されている自分を救う為に来てくれたのかと勘違いして…

でも、違ったわね
すっかり貴方も勘違いして私が徳成府院君の物になったのかって聞いてきた…

違うわよ。
そんな事、最初から有り得ないわ?

貴方はその事…、分かってると思って居たけど…
それも、ちょっとがっかりした…

がっかりはしたけど、やっぱり…安心した

久し振りに聞いた声
張りがあって、元気そうで…

それだけでいい、今は。
貴方が元気なら…

本当は…望んじゃいけない事だもの…それ以上は。

自分の身は自分で守る、それでいい…
貴方が生きてるなら…

それだけで…
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王様の前に徳成府院君と並んで顔を見せたのだから…
もしも、あの方が望んでそちらに居続けているなら…諦める


あの方は…旨い食事が良いと言った
寝心地の良い寝床が欲しいと言った
綺麗な着物が着たいと言っていた…

あの方がそう望むなら…諦める

ただ、二人で交わした約束の事だけ…頭を過る
貴女がそちらに居る限り、俺にこの約束を叶える事が出来ない故に
考えあぐね…自分の剣を取りに来たと嘘まで言ってここに来ている

最後の最後
本当に貴女の心がそちらに行ってしまったのか確かめる為に

気の所為…だったのだろうか?
康安殿に居た貴女の瞳が此方を向いた時、嬉しそうだったのは…

最後に見た貴女の瞳は悲しみに染まっていて…
俺を蔑み、拒絶していたから…

あんな風に見ていた方がまさか…俺を見て嬉しそうな瞳で見ているなんて…

色々…聞きたい事はある。
あの事については…弁明など出来る筈もなく、最初からするつもりは無い
貴女に分かって戴けなくても、それは致し方ない事で…

ただ、今、聞きたいのは…

元気で居るのか?
旨い飯は食えているのか?
心にも無い事をさせられてはいないか…

独りで…心細くは無いのか?

それだけだ…
貴女の心は今、どちらに?

それ如何では…俺は決めねばならんから…

出来れば…この俺に貴女を守る許可を戴きたい
貴女にとっては酷い男かもしれないが…せめて、こんな所に連れて来てしまった償いをさせて欲しくて…

貴女の、好みとは違うかもしれません

だが、貴女は清潔そうな男がお好きだと言っていた…
せめて貴女に会う時位は髪を梳き、顔が見える様にして…伺います

貴女の心は今どこに?

どうか、会えた時お答えください
それだけ聞けたら、今の俺には十分だから…








※顔は描けても身体が描けず…
まだまだ、トンネルは続く…(´;ω;`)ウゥゥ

精進します~(^^;)
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Commented by らいら at 2017-05-19 14:56 x
いやぁ~~~♥(〃▽〃〉♥
すっごく雰囲気ありますよぉ~
これ、下さい > のの様 < これ、ええわぁ~
Commented by 2540hnnhk at 2017-05-20 10:59
> らいらさん
今日は!
そう言って頂けると、有り難く…
もう少し精進します(*´艸`*)

by 2540hnnhk | 2017-05-19 14:38 | 短き文章 | Comments(2)

「信義~シンイ~」に魅せられてその後のお話を綴っています。イラストも描きたい物を描いています


by のの